#Sarahの考察 Vo,7 【学ぶべきは"どこで買う"よりも"どう着る"か】
私的な人生の目標の中には、自分の好きな物の問題点(ネガティヴな側面)をどう自分が変えていくかもポイントで自分なりの答えを、出したいと思っている。
好きな事がなくならない為にね、
嫌いになりたくないし、それに飲み込まれたくもないという思いもあって。
そういった意味で、ここ3年程ずーっと考えているのが、"ファスト•ファッション"との向き合い方。
学校の論文でも書いた問題で、隠された事実を勉強したけど、いまはまた違うステージにいる。この事を説明するとものすごい文量になるだろうなぁ。
簡潔にお話すると、ファスト•ファッションの定義は思っているよりも曖昧であるという事。
俗には、コスト面で取り上げられる事が多い言葉だけど、決してそれだけではないからだ。
全ての過程(デザイン、パターン、生地調達、製作、流通、販売、管理、宣伝、廃棄など…まだまだあると思いますが)に、含まれる工程で基準に満ちたルールにのっとって行っていない企業がファストでないとしたら、当てはまる企業がどれだけあるのか。
私達が思っているよりも、世の中のブランドはブランドと呼べるものなのかと疑問を持たざるおえないというほど少ない。
特に、日本のファッション企業は、1万円以内で全身を揃えられるくらいコストを徹底したブランドが多く目立つ。109ブランドは特に分かりやすい例かもしれない。
ブランドという概念が少し分からなくなるくらい、流通している服はファストと似た性質をもつブランドが多いということ。
そうなると、ファスト•ファッションと謳う企業の方がよっぽど透明性(生産地、コスト削減に関わる情報公開)があったりもする。
でも今回話したいのは、事実を知れというわけではなく、その先"ファスト•ファッション"と共に生きる意味を考えたいと思う。
個人的には、ティーンの頃からファストブランドにはお世話になっていて、歴史的にみたらファストブランドに囲まれて育った世代。それでもファッションのもつある側面に惹かれて好きなった、ある種のファッションフリークとはまた違った種の信者。
ファストファッションを断固として無くそうとはさらさら思っていなくて。
むしろ、ファストファッションをもっと持続させ続けるために消費者として出来ることはしたいと思っている方。
その1つとして、ファストファッションを一時期買わずに生活した時期があった。どんな感覚になるのか知りたかったし。その時はちょうど、論文に取り掛かってるときで、もう買うのは控えようって呪文のよう心で唱えていたほど。その話を友人にした事もあった。
買わない事がベストだと思ったからね。
もちろん、これからも減らす努力はする必要がある。安いからといって買いまくるのが得策とは言えないから。
そして、その時からちょうど2年くらい前に買った某ファストブランドどのファーベストを買ってかなり冬場は着たおしていたこともあって、少し綺麗にしたと思って、タグをみたらなるべく洗濯は控えてと買いてあって、「洗えない服とか何〜」とかイラついたけど、今思えばこのタグは何も悪くなかった。
その服はセールで買った服だった。その時ふと考えたのは、服の値が下がることって、それなりの理由がある訳で、「在庫が多かった」「汚れている」「破棄するにも出来ないもの」様々な大人の事情がそこにはあるのだと思う。
この服も理由を持ってるとしたら、「消費者が手入れをすることを前提とした商品」だったのだと思う。
私はそれを知らずに手にして、汚くなったら普通に洗濯できるだろーくらいで、特に何も考えずにただ「可愛い」という身勝手な決断で買ったもの。
ちゃんともっと知るべきだった。その時は、後悔よりもこれ知ってる人いるのかな?と不思議とこれは伝えなきゃという使命感に駆られたっけかな。
程なくして、その服をクリーニングに持って行った事があった。その時も手入れする方法を見失ってクリーニングに持っていけばなんとかしてくれるかなーって思って軽い気持ちでこれまたいくつかの服とともに持っていった。
そして、特に問題なく指定の取り扱いでクリーニングしてもらえたのです。ファーベスト以外は。
というのも、ファーベストには特殊な加工が施されていてタグにも特に取り扱いが明記されていない。←結構びっくりじゃない?
それを知らずにクリーニング持っていったものだから、クリーニング屋さんも「出来る限りはやりますけど、生地に影響あってもその時は保証出来ません…それでも大丈夫ですか?」ということで、やれる限りクリーニングをお願いした。
そのベストをセールで2500円ほどで買ったのだけど、結局クリーニングには4800円かかりました。笑笑
その時学びましたね。服は手入れまで考えて買わなきゃダメだなと。ファッション好きと周りに豪語していただけに自分が情けなかった。
そこから、ファストの服だろうがそうでない服も長く着れるだけの手入れに力を入れようと意識し始め、少し変わった素材の服をみたら、値札より手入れ方法が気になって、服のタグに目がいくというくらいに。
余談だと、セーターは手入れ次第で未来が変わってくる面白い服。ファストのセーターは5年選手がいるくらいこだわって洗濯してますよ。笑笑
洗濯もそうだし、たたみ方ももっとベストがあるはず。ハンガーを好む服のもあれば畳んだ方が傷まないもの。まだまだ私もひよっこ。マスターしていこうと思います。
何が言いたいかというと、ファストを守る為にもファストとの向き合い方をこれからも見出したい。
まだ考えが変わってるかもしれない、またファストを着たくないと思うかもしれない。でも、せめて今自分が手にしている全ての服くらいベストに扱えるようにしたい。
洗濯のプロがいたら弟子入りしたい勢い。
そして、これまた余談で、最近ファストのサイクルが早すぎてどこもかしこもSALE してますよね。SALE大好きだけど、服の気持ちに感情移入してSALEというなのボランティアという感じでどの服ももって帰りたいと歯止めが効かない。
この子持って帰ろー💕とついつい買ってしまう、結構私も一消費者でしかない。買ってファストを救えるのか…と考えて謎に凹むことも多いんですよね。笑
ともあれ、これからもこの葛藤をこのブログで綴っていきたいと思います。
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